今回の記事では、
「本業以外の収入が、本業を超えたら辞めてもいいのか」
について書いていこうと思います。
この仕事が好き、働くのが好き…という人は、
特段気にする問題ではありません。
ですが、
今の仕事が嫌。
人間関係が嫌。
もう辞めたい。
と思う方は、たくさんいると思います。
そういう理由から、投資をしたり、副業をしたりと、
本業以外でお金を稼ごうと思ったはずです。
ですが実際に本業以外の方が稼げるようになった時、
すぐに辞めてしまってもいいのでしょうか?
先に答えを書いてしまいましょう。
「絶対に辞めてはいけません!」
え?なんで?と思われるかもしれません。
すぐにでも辞めたいのに、辞めちゃダメなんて、
こいつは何を言ってるんだとちょっと頭に来ちゃいますよね。
ですが、すぐに辞めてしまうには、
色々なリスクがあるんです。
そのリスクについて、これからご説明していきます。
目次
▷ 副収入が仕事の収入を上回ったとしても、すぐにはやめてはいけないそのワケ
何故すぐに辞めてはいけないのか。
その理由は
「本当にその収入がこれからも継続することが出来るのか」
これに尽きると思います。
■ 本業の収入は安定している
例えば…
今の自分の本業は、
会社に雇われているということで、
毎月ある程度安定した収入がもらえています。
確かに精神的にしんどい時もあるでしょう。
しかしこの安定した収入があるからこそ、
安心した生活が送れます。
ところが、いくら副業の収入が、
本業を上回ったからといって、
安定した収入を見込める本業を辞めてしまったら?
■ 投資で経験した不安定な収入
例えばそれが投資だった場合。
お金が増えているうちはいいんですが、
増えなくなってきたらどうでしょう。
お金を増やさなければいけないストレスで、
精神がおかしくなってしまいます。
実際、自分も専業でやっていた時期がありますが、
それはもうひどいものでした。
普通に引きこもりでしたし、
そしてなによりストレスが半端なかったんです。
マウスは壁に投げつける。キーボードをバンバン叩く。
壁を殴る。蹴る。どつく。
そして最終的にディスプレイに向かってキレる笑
近隣住民のみなさま、その節は本当に申し訳ありませんでした笑
ですが、ストレスが溜まっていると、
本当にそういう状態になってしまうんです。
もちろん、投資に限らずですが、
いくら本業の収入を上回ったとしても、
すぐに不安定な収入を本業にするのは危険です。
副業の地盤がしっかりと固められた時、
初めて本業を辞めるなどのリスクコントロールが大切なんです。
それまでは、しんどいかもしれませんが、
安定した生活を維持するため、本業もしっかり続けておきましょう。
▷ どうなったら仕事を辞めてもいいのかを考える
じゃあ実際、どうなったら仕事を辞めてもいいのでしょうか。
色々と考えてみましたのでご紹介しましょう。
■ 複数の収入の流れを作る
以前、金持ち父さん貧乏父さんという本のご紹介をしました。
>>【金持ち父さん貧乏父さん】の本の内容から学ぶ、お金を稼ぐ方法とその注意点
この本の中で語っている話の一つに、
収入の柱を複数持ちなさい
という考え方があります。
今は、本業の収入だけだと思います。
それを、これからは本業以外にも、
いくつかの収入の柱を作っていくことが大切となってきます。
そうするとどうなるかというと…
仮に本業がだめになったとしても、
他の2つの収入があるので、安心して生活ができる。
また、本業以外の収入のうち、
1つがこけても、残りの2つの収入があるから安心できる。
このように、それぞれの収入が、それぞれを支えあい、
より安定した生活を過ごすことが出来るようになります。
これが、多ければ多いほど、
どれかの収入がこけたとしても安心安全なんです。
■ 長期間の生活防衛資金を貯めておく
ある一定以上の貯金があれば、
仮に投資やビジネスをしていたとしても安心です。
ですが、この貯金はあくまで生活のための貯金。
生活を守るための貯金であることが大切です。
何しろ、投資やビジネスにはお金がかかります。
しかしそのお金を、この貯金から切り崩していては、
元も子もありません。
そうではなくて、必ず投資やビジネスにかけるお金は別で用意しておいて、
それらを除いた後での貯金をしていきましょう。
じゃあどれぐらいの貯金があればいいのかですが、
個人的に感じているのは2年間分あれば十分だと思います。
どうしても何かチャレンジしたいというのなら、
まずは2年分の生活資金を貯金してからにしておくと良いでしょう。
■普段の負担を減らすために、支出を減らす
人が生きていくためには、お金を稼いで、
そのお金を使って生きていきます。
そこで、単純に支出を減らしてみてはいかがでしょうか。
支出を減らせば、
当然ですが必要なお金は減ります。
必要なお金が減れば、
副業で稼ぐ必要があるお金が減らせます。
今までだったら、
「ある程度」
のお金ではないといけなかったものが、
「そこそこ」
さえあれば過ごせるようになればいいわけです。
「ある程度」とか「そこそこ」とか、
我ながら微妙にあいまいな説明ですが笑
人は上を上を目指そうとしがちです。
ですが、本当に必要なモノなんかは限られています。
例えば、別にたばこは吸わなくてもいいじゃないですか。
お酒だって、飲まなくても生きていけます。
そういったものを減らせれば、もっと少ないお金でも、
生活することが出来るんです。
この変の支出のコントロール、家計のコントロールに関しては、
別記事で詳しく書いていますので、是非ご覧くださいね。
■ 日本を脱出して、物価の低いところに拠点を移す
物凄く極端なアイディアを出していきます笑
ですが、案外悪いものではないかと思います。
日本は、他の多くの国と比べて、非常に裕福な国です。
物価も高いので、他の発展途上国の国々にとっては、
憧れの国のうちの一つといわれています。
そこで、この物価の高さを利用して、
海外に移住してみるのも面白いと思います。
例えば、タイの物価は日本の1/3~1/2と言われています。
日本で毎月10万円稼げるということは、
タイでは実質20万円の価値があるということです。
逆に言えば、毎月10万円が不労所得等で入ってくることが出来るのなら、
海外では十分な生活費になることもできますよね。
▷ この記事のまとめ
いかがでしたか?
勢いで記事を書きましたが、個人的なオススメは、
海外に住んでしまう!というのが異色を放っているのかな…と、
自分で書いておいてなんですが、強く感じました。
確かに、仕事を辞めたくてやっているのですから、
副業の方が高くなった時、どうしても本業に対する熱が落ちてしまいます。
しかし、そんな本業があるからこそ、
安心して他の副業に手を出すことが出来ているんです。
本業をやりつつも、副業での収入が安定してきたときにこそ、
初めて本業を辞めてみてもよいのではないでしょうか。