どうも、さびやんです。
突然ですが、あなたは借金をしたことがありますか?
借金と聞くと、どうしても悪いイメージがついて回りますよね。
何しろ、借金とはいわば人からお金を借りている状態です。
出来ればそんなものは背負わないに越したことはありません。
しかし、この借金をすることは、
どんな理由でも悪い事なのでしょうか?
僕は、借金には良い借金と悪い借金があると思っています。
そんな借金の中でも、良い借金をすることで、
自分の人生が好転する場合があるからです。
そこで具体例を交えて、良い借金、悪い借金について、
考えて行きますね。
目次
■ 悪い借金とはどんなものがあるのだろう?
まずは、悪い借金とはどんなものかについて
考えていきたいと思います。
あなたは、どんな借金が悪い借金だと考えていますか?
僕の中での悪い借金とは、
『何の身にもならないものを手に入れるために借りるお金』
だと思っています。
例えば…
・ギャンブルをするために借金をする。
・女に貢ぐために借金する。
・ブランド品を買うために借金をする。
いやいや、全部身になるじゃん!何言ってんの!
そう思いたい気持ちはひしひしと感じるのですが、
正直なところ、怪しいものです。
それぞれを詳しく解説してみます。
ギャンブルをするために借金するのがダメな理由
ギャンブルをすると、お金が増える可能性があります。
だったら、そんなギャンブルを借金でもしてやれば、
一躍大金持ちじゃん!
と、誰もが思いがちですが、ここに罠があります。
ギャンブルでお金を稼ぐには、どうしたって運が必要です。
逆に言えば、運が悪ければかけたお金がすっからかんになるばかりか、
借りたお金も失くしてしまい、残ったのは借金だけ…なんてざらです。
そもそもギャンブルとは、運の要素が強すぎますし、
確率的に言えば間違いなく負けるゲームなのです。
確かに、興奮という感情は手に入ります。
しかし、ギャンブルとして続ければ続けるほど、
破産に近づくのは間違いありません。
興奮した!楽しかった!で借金をこさえていたら、
元も子もありませんよね。
借金してまでギャンブルをした結果破産していたら、
本末転倒とはまさにこのことです。
貢ぐために借金するのがダメな理由
キャバクラやホストクラブにハマる人は案外多いものです。
自分のお気に入りを振り向かせるべく、
一生懸命貢いでしまう人が、一定数います。
それが、誰にも迷惑を掛けない範囲で、
お金を使う分には、まぁ自分の趣味だからということで納得も行くでしょう。
しかしそれが、借金までしてしまったらどうでしょう。
そもそも、彼ら彼女らは、
いかにしてお客からお金を引っ張るかが腕の見せ所です。
そのために、お客に
恋愛感情を芽生えさせるように振舞います。
そりゃもうえげつないやり方でお金を引っ張っていこうとするでしょう。
そうすることで、
彼、彼女らは指名料などで多くお金を稼ぐことが出来ますから。
彼、彼女らのターゲットは、お金を持っているお客です。
借金しないと払えないようなお客には、見向きもしません。
払えなくなったら、その瞬間「ポイ!」です。
借金してでもあのキャバ嬢(ホスト)を落としたいのなら、
どうぞ自己責任でやってください。
よっぽどのことがない限り、基本的には破滅しかありませんからね…
ブランド品を買うために借金するのがダメな理由
そもそも、人は何のためにブランド品を買いあさるのでしょうか。
かなりはっきり言ってしまうと、その人の見栄、でしかないです。
ようは、高級ブランドを持っている自分が
かっこいい、カワイイ、スゴイ
ってやつです。
確かに、ブランド物は、洗練されたデザインだったり、
質の高い生地を使っていたりと、高いなりの意味はあります。
しかし、借金してまで買う必要って果たしてあるのでしょうか?
確かに、ブランド品はそれだけの価値はあります。
だからと言って、そのブランド品の価値に見合う自分なのでしょうか。
ブランド品を身に着けることで、
自分に価値があるように見せかけているだけではないでしょうか?
ブランド品で着飾ってみたとしても、
そのひと自身の中身が伴っていなかったら、豚に真珠。
偽りの姿でしかありません。
なにもたくさんブランド品を持っている必要はありません。
ましてや、無理をして借金してまで買う必要は全くないのです。
そんなことよりも、自分自身を磨くために
お金を使ったほうが良いのではないでしょうか。
■ 良い借金とはどんなものがあるのだろう?
それでは今度は、良い借金について考えてみたいと思います。
良い借金といったらどんなものを想像しますか?
これまた僕の中で考えている良い借金とは
『借金しない時よりも得する借金の事』
と考えています。
得するとはどういうことでしょうか。
これまたいくつか例を挙げて考えてみます。
借金の返済金より、収入の方が多い投資商品を買う場合
例えば、借金をして不動産を買ったとします。
この時、借金は年利4%だとしましょう。
1000万円借りていたとしたら、
年間40万円の利子が発生すると考えます。
しかし、不動産からの収入が年間100万円だったらどうでしょう?
利子を40万円払いつつ、借金を60万円返済することが出来ます。
これを十数年繰り返したら、購入した不動産の借金は返し切り、
その後の収入は全て自分のお金になります。
これが、1000万円がないからと借金をしなかったら、
将来の不動産からの収入が手に入らなくなるわけです。
ということは、この借金は良い借金ということが出来ます。
若いうちに借金をして世界中を回ってみる場合
これはぱっと見、悪い借金に見えますよね。
何しろ、これだけ切りとってみてみたら、
ただ遊びに行っているだけじゃん!と思われがちです。
ですが、僕はバックパッカーだからこそ言えるのですが、
ちょっと借金したとしても、
若いうちから自分の知らない世界に触れておくべきだと考えています。
何故なら、自分の限界値を大きく上げてくれるのが、
世界中を旅することだと確信を持って言えるからです。
そしてその引きあがった限界値、経験値があるお陰で、
自分の将来の人生設計に大きな影響を与えるからです。
日本に住んでいるだけでは気付くことが出来なかったことが、
世界を通して見た日本、日本人として見た世界から、
感じることが出来るようになるのです。
これは、今後の人生において、莫大な価値になるでしょう。
特にこれは、感受性が高い若いころにやっておけるなら、
より大きな強みになることでしょう。
このかけがえのない経験値を詰めるのなら、
多少の借金なんかどんとこい、ですよ。
むしろ積極的に日本の外を見てきてほしいと思うのです。
人生を充実させるための借金の場合
人は何のために生きているのでしょうか。
最終的には、自己実現のために生きています。
つまり、
自分がやりたいと思ったことを実際にやるために生きている
ということです。
もちろん、そこまで到達するためには、色んな障害があります。
その多くが、お金というのが現実です。
例えば、健康に過ごしたいと考えていた時、
運動不足のせいで体がだるかったとします。
健康な人生を送ることは切っても切れないものですから、
体調がすぐれないまま生き続けるのは生きている意味を考えてしまいます。
そこで、健康な体を作るための第一歩として、
もともと興味を持っていたランニングを始めたいと考えたとします。
そんなにお金はかからないスポーツだけれども、
ランニング用のアイテムを揃えるのには少ない小遣いだとちょっと足らない…
じゃあ、貯金が溜まるまでランニングを始めることは出来ないのか?
答えはNOです。
こういう時こそ、借金をしてでも今すぐ始めるべきです。
ランニングだったら、借金したとしてもたかが知れる金額です。
それを、貯金が溜まるまで待っていては、
いつまでたっても始めることが出来ません。
半年後に始めるよりも、今から半年間続けていたほうが、
間違いなく良いに決まっています。
ランニングぐらいだったら、3万円もあればシューズから何から揃いますからね。
もちろん、続けるという意思が必要にはなってきますけど、
自分の人生を豊かにしたいと考えているのならば、
無理のない程度の借金であればOKだと考えています。
この趣味をきっかけとして、いろんな人に繋がるかもしれませんし、
そこからさらに良い人生になっていく可能性が生まれるのです。
人はいつか死にます。
その時、やりたいことを我慢し続けていた人生だったら幸せですか?
人生において、プラスに作用するような借金だったら、
大いに越したことはないでしょう。
■ 終わりに 良い借金とは何かを考えて行動する
借金という言葉を取って考えたら、どうしてもいけないもの、
悪いものというイメージがついて回ります。
確かに、ほとんどの場合はネガティブなイメージを持つのは
間違いありません。
しかし、先に挙げたように、そんな借金も使い方次第で、
自分にとって大きなメリットになるようなものもあるのです。
もちろん、大きな借金を背負うことは推奨していませんし、
手あたり次第借金すればいいというものでもありません。
大切なのは、そのやり方です。
借金のやりようによっては、将来の大きな財産、
そして何より、今この瞬間の人生の楽しみ方を
叶える方法の一つにもなるのです。
将来の幸せのために今苦痛を背負うだけでは
なぜ今自分が生きているのかわからなくなります。
将来の幸せもさることながら、
今も楽しめる生き方をしていきたいものですね。