どうも、さびやんです。
さて、世の中にある投資商品はたくさんありますが、
その中でも優秀なものは数が限られています。
特に投資信託の世界では、ほとんどがゴミクズと呼んでも差し支えない、
「お金を減らしていく」ファンドばかりです。
そんな業界の中で、資産形成に非常に有利な、
低いリスクで買い付けが出来る投資信託が登場しました。
その名も
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」
です。
eMAXIS Slimと言えば、他にも多くの投資信託を組成し
販売している、超低コストがウリのファンド会社です。
そこで今回の記事では、このeMAXIS Slim(S&P500)について
いったいどんな商品なのか、何故資産運用に非常に有利だと言い切れるのか、
調べた結果を詳しく解説していこうと思います。
目次
■ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の特徴を簡単に解説
S&P500と言えば、アメリカ株式市場で非常に重要な経済指標です。
かの著名な投資家であるウォーレンバフェット氏によれば、
自身の妻への資産運用のアドバイスとして、自分に何かあったらS&P500を買うように、
とアドバイスを伝えたことでも有名です。
そもそもとして、このS&P500は、歴史的に常に上昇を続けている指標であり、
長期投資家にとっては、迷ったらコレ!と言わしめられる、
安心安全を地で行く投資対象です。
もともと日本では、なかなかS&P500に投資が出来る
投資信託(インデックスファンド)がありませんでした。
別記事でもまとめましたが、投資が出来たとしても、
少ない選択肢の中でした。
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これによれば、自分が知る限り日本で販売しているS&P500連動型の
インデックスファンドは2つしかありませんでした。
そこで今回、eMAXIS Slimとして登場するわけですから、
色んな意味で期待せざるを得ません。
その中でも最も期待できるのが、コストの面です。
▷ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のコストについて
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のコストを見てみると、
ノーロード商品なので販売手数料は無料。
信託報酬としては、なんと驚異の
「0.1728%/年(税込み)以内」
と、他2社が販売するS&P500連動型インデックスファンドと比べても、
類を見ないほどの格安物件です!←?
一応簡単に比較した表を載せておきますね。
銘柄名 | 信託報酬(税込み) |
iシェアーズ米国株式インデックスファンド | 0.405%/年 |
iFree S&P500インデックス | 0.243%/年 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.1728%/年(以内) |
比較してみるとはっきりわかりますが、
明らかにコストが低いインデックスファンドというのがわかりますね。
むしろ、こうして比較してしまうと、
他のファンドが消滅してしまうぐらい、
極端な差があるのがわかります笑
▷ それぞれの信託報酬率を表にして比較してみた
もし仮に、それぞれの商品を20年間持ち続けたとしたら、
どれぐらいの価格の変動になるか計算してみました。
・積み立て無し
・20年間運用
この条件を基にして、表にしてみました。
それがこちら。
つたない表で申し訳ないのですが、青点が0.1728%/年、
赤点が0.243%/年、黄点が0.405%/年の信託報酬の場合の
基準価額の推移です。
表にすると次のような感じになります。
見ていただくとわかりますが、20年後になると、0.1728%の年率と比べて、
0.243%の年率は、140円も差が出ます。
0.405%の年率の場合は、なんと440円もの差が!
この差がそのまま運用損益に直結しますので、
S&P500に投資をしたいと考えている方は、
この表からどの投資信託に投資するべきか判断できるでしょうね。
■ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資対象になるかどうか
そんなeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですが、
これらの条件を見たうえで、投資対象としてはどうでしょうか。
僕が思うに、このファンドは「優良投資商品」だと考えています。
その理由は、大きく分けて次の4つで説明できると思います。
● 投資対象になる理由その1 上昇し続けるS&P500に投資
そもそもとして、S&P500は歴史的に上昇をし続けている指標です。
ということは、これからも上昇し続ける可能性を秘めています。
● 投資対象になる理由その2 金融最先端アメリカ株に投資
この投資商品は世界の投資業界の最先端を行っている
アメリカの指標をベースにしています。
投資の世界では、アメリカがこければ世界が終わる、
とまで言われています。
ゆえに、アメリカ経済が引き続き上昇することに期待して、
投資をするには理にかなっています。
● 投資対象になる理由その3 圧倒的な低コスト
eMAXIS Slimシリーズは、圧倒的なコストの低さが特徴です。
投資家として生きていくには、コストとの兼ね合いが肝になってきます。
何しろ、コストが高いと、それだけ投資効率に影響が出てきますからね。
このeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に関しては、
販売、売却手数料は無料、信託報酬が2018年7月28日現在で、
0.1728%/年(税込み)のインデックスファンドですから、
お金がない個人投資家にとって、圧倒的有利な状態で投資を始められます。
● 投資対象になる理由その4 つみたてNISAに採用
実はこのeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、
国が定めた厳しい基準をクリアした投資信託のみが参加を許される、
つみたてNISAの対象にもなっています。
そのため、信用性が非常に高く、安心して投資対象にすることが出来ます。
■ eMAXIS Slim米国株式(S&P500)には何か問題はないのか?
さて、完璧に見えるeMAXIS Slim米国株式(S&P500)ですが、
気になる点が一つあります。
それは、発売したばかり(2018年7月3日)なので、
本当にS&P500に連動してくれるかどうかがわからない点です。
確かに手数料などは非常に抑えられているので、
S&P500への投資に関しては、非常に有利なファンドと言えます。
しかし、いくら手数料が安くても、
期待している値動き(S&P500に連動する)をしてくれないと、
パフォーマンスに響いてきます。
発売したばかりなので当たり前と言えば当たり前ですけど、
その辺が気になるところではありますね。
ただし、逆に言えばそれぐらいしか今の所デメリットは見当たりません。
僕個人でいわせてもらえば、これらを踏まえたとしても、
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)「おススメの投資商品」と断言します!
■ eMAXIS Slim米国株式(S&P500)vs楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)を考える
実はアメリカ株に投資する投資信託の一つに、
楽天・全米株式インデックスファンド、
通称【楽天VTI】というファンドがあります。
このファンドは、いわゆるアメリカの株式全体に投資をするETFである、
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFを買い続けるファンドであり、
今回のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とかなり近いイメージになります。
そもそもとして、楽天と名がついている通り、
ファンド元が楽天投信投資顧問になります。
一方、eMAXIS Slimに関しては、三菱UFJ国際投信です。
このうち、楽天VTIの信託報酬が、0.1696%/年(税込み)です。
巷では、eMAXIS Slimの設定信託報酬率である0.1728%以内/年(税込み)は、
かなり意識したものだという話も聞こえてきます。
戦略的に言えば、楽天VTIの牙城を揺るがすべく、
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)をぶつけてきた可能性もあるということですね。
どちらのファンドも、違いを上げれば全米の株約3500銘柄を買うのか、
S&P500に採用されている約500銘柄の株を買うのかしかありません。
どちらを買っていたとしても、
パフォーマンスに極端な差はないと言われています。
個人的には、どちらを買ってもいいと思っていますが、
ただでさえ激化している信託報酬の値下げ競争が、
より大きくなるのではと楽しみではあります。
■ おわりに
このeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が発売したあと、
純資産額があっという間に1憶円を突破したそうです。
どれだけハイペースなのでしょう。
しかしそれもうなずけるだけの優良投資案件です。
下手な話、商品選定で悩んでいたら、
とりあえずこれを買っておけば間違いありません。
今回のファンドもそうですが、
本当に優秀な投資商品は限られている中で、
安心して買える商品が増えてくれることは本当に嬉しいものです。
これからもチェックしていきたい銘柄であります。
ではでは今回はこの辺でっ
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