新興国株式関連の投資信託が、一向に値上がりしてきませんよね~
2018年8月5日現在、僕が買い続けている投資信託に『eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド』があります。
僕はこの投資信託を、ドルコスト平均法の考え方を基に、毎日買い続けております。
おりますのですが、含み損を抱えたまま、今の今まで来ております。
もはや、こやつからやる気が感じられません。
他のファンドはある程度順調に上昇しているのに、なぜかこのファンドだけ取り残されているのです。
それにしても…、『eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド』の価値がここまで上がらない原因は、いったいなんだと思いますか?
なにかしら原因がないと、こうはならないと思うんですよね~
ということで、そんな『eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド』の価値が、なぜ上がらないのか。
これについて、個人的な思惑を基にして調べてみることにしました。
そうです!ポンコツ投資家歴10年以上を誇る、わたくしさびやんの本領発揮です!
……つまり、参考にならないこと前提の話ですから、『ああ、そういう見方もできるかもなぁ…』程度の感覚で読んでくださいましー
目次
■ eMAXIS Slim 新興国株式インデックスファンドの現在
それではまずは、2018年8月5日現在までの、このファンドの1年間の基準価額の推移を載せておきますね。
※SBI証券より抜粋
こうしてみてみると、2018年の1月末に基準価額がピークを付けた後、ずるずると下がっている一方だったのがわかります。
いえね、ドルコスト平均法を使って投資をしていれば、安くなればなるほど、それだけ多くの量を買うことが出来るので、これはこれで問題ないんです。
とはいえ、このファンド以外の自分が保有している他の投資信託は、これ以外全て、含み益になっています。
ようは、eMAXIS Slim新興国株式以外の保有投資信託は全部プラスってことです。
このファンドだけで遅れてるっていうか、そもそも上昇しようとしていないところが気になりますよねぇ。
ちなみに、やはりこれも僕が買い続けている投資信託で、『ニッセイ外国株式インデックスファンド』があります。
ついでにこのファンドの基準価額の、1年間分の推移も載せてみましょう。
■ ニッセイ外国株式インデックスファンドの現在
※SBI証券より抜粋
うーん、これはばっちり上昇して行っていますね。
なんなら、前回付けた高値を抜こうかっていう状況まで回復してきました。
ということは、上に書いた通り、新興国だけが取り残されているってことです。
さて、この比較だけでは、なぜ新興国株式系のファンドの価値が上昇していかないのかがわかりません。
そこで、もっと具体的に、『eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド』に採用されている主要な新興国から、原因を探ってみることにしました。
■ eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド 組み入れ上位10か国
※ eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド マンスリーレポートより抜粋
また、組み入れ上位15銘柄についてもレポートに載っていましたので、合わせて載せておきます。
■ eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド 組み入れ上位15銘柄
※ eMAXIS Slim新興国株式インデックスファンド マンスリーレポートより抜粋
こうしてみると、実質的に中国の企業が大部分を占めているのがわかります。
実は今現在、中国とアメリカは貿易戦争が勃発しており、その影響が新興国株式に出ている可能性が高いですね。
ダウ平均を見ると、アメリカ経済自体は顕著な状態ですから、思った以上に影響しているのかもしれません。
実際に組み入れ銘柄の株価を調べてみると、1位のテンセントは順調に下げていますし、2位のアリババも伸び悩んでいました。
ついでに3位のサムスンも全く株価が伸びていない状況でした。
この3社で13%近くの比率を構成しているだけに、新興国株式ファンドの価値が上がりきらないのは、ここに原因があるとみてよさそうですね。
■ おわりに
この中国、ついでに韓国の比率が大きいということは、それだけファンドにも影響が出るというものです。
特に現在貿易戦争真っただ中の中国、そしてそもそも経済が狂ってきている韓国など、危険因子がもりもりもりだくさんですね。
いくら全世界投資戦略を取っていても、過剰なリスクは取り除いた方がいいに決まっています。
もう少し様子を見たうえで、切るか続けるか考えていきたいものです。
ではではっ
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