日記みたいなコラム

『書籍』シンプルルールから学ぶ、単純だけど奥が深いルールの作り方

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あなたは、普段の生活で使っているルールというのをお持ちですか?

 

例えば、朝起きたら必ず顔を洗うとか。

ご飯を食べたら30分後に歯を磨くとか。

そういったルールですね。

 

何を突然お前は言い出したんだと思われるかもしれませんが、つい昨日、この本を読んだのがきっかけです笑


SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える 三笠書房 電子書籍

このリンクは電子書籍ですけど、僕はちゃんと紙媒体で持ってます。

随分前に買ったのですが、なんか絶版に近い感じで、新品では手に入らなさそうですねこれ…

 

まぁそれはさておき、とにかく読んだわけですよ。

 

この本の中身をさらっと説明すると、タイトルの通り、物事をうまくやるためには、できる限りシンプルなルールを作るあげる…という所がポイントなんだそうです。

 

とはいえ、この書籍によれば、僕たちが考えているルールの考え方とはどうも随分と違うんですよね。

今回はそんな話。

シンプルルールとはどんなもののことを言うんだろう?

シンプルルールを一言でいえば、わかりやすい、誰にでもできるルールのことを言います。

 

よくある問題で、覚えなければいけないルールがたくさんあるやつってありますよね?

例えばクレジットカードとかの契約書、めちゃくちゃ長いですよね。

あれ、僕ははっきり言って読んでません。

いやむしろ、誰も読んでいませんよね…

 

そもそも長くて読むのも面倒ですし、読んでもよくわからないんです。

 

また、法律だってそうですよね。

僕たち日本国民にとって、とにかくわかりにくくなるように作ってあります。

もはやあれらは、何らかの召喚獣を召喚するための呪文の一種でしょう。

多分バハムートとか呼び出せますよ、たぶん。

 

こういった複雑怪奇な、わかりにくいルールこそが、実際にそのルールの中で生きる僕たちの生活を、非常に困難にしている元凶です。

 

だからその摩訶不思議大冒険ルールをうまく解釈して利用出来る、頭が切れる人が得をし、わからなさすぎて思考停止してしまった人たちが、損をしているともいえるでしょうね。

 

そこで本書では、シンプルなルールを作る時に大切なことを4つ挙げています

1 ルールの数が少ない

2 使う人に合わせてカスタマイズできる

3 具体的である

4 柔軟性がある

全てのルールは、この4つをベースに作ることで、とってもわかりやすくなるそうですね。

本書ではその具体例をいくつか説明していますので、詳しくは買って読んでください笑

シンプルルールを採用した具体例を一つご紹介

一つだけ内容に触れますと、1939年の第二次世界大戦中、アメリカ陸軍は負傷者を振り分けるとってもシンプルなルールを取り入れたそうです。

 

それは次の3つ。

1 指示に従えるか

2 脈拍数が毎分120未満か

3 呼吸数が毎分10以上30未満か

このシンプルなルールをトリアージといい、フランス語で『選別』を意味するそうです。

 

このルールを基に、負傷者の状態を4種類にわけ、優先度を決めます。

その際、負傷者にトリアージタグと呼ばれる識別タグを取り付けます。

緑――軽傷群

黄――待機的治療群

赤――最優先治療群

黒――死亡群

そして治療の優先度は>黒としたそうです。

調査結果によれば、このルールを採用したことで、今までの戦争での死亡率と比べ、劇的に改善されています。

 

こんなシンプルなルールを作ったのにもかかわらず、劇的な効果を挙げているのですから、下手に難解なルールを作る必要に、あんまり価値を見出せなくなります。

 

とはいえ、よしわかった、ルールはシンプルにすればいいんだろ!とすぐに言ってはいけないことも、本書では語っています。

 

こういったルールは、まず土台があり、そこから改良に改良を重ねた結果作り上げるモノだと言います。

 

つまり、初めからシンプルな作りにしよう!としても、結果が出るようにはならないんです。

 

そこで登場するのが、先ほども挙げた4つのルールに当てはめた考え方ですね。

1 ルールの数が少ない

2 使う人に合わせてカスタマイズできる

3 具体的である

4 柔軟性がある

これですね。

 

で、これを踏まえたうえで、今の自分の生活やら仕事やらを振り返ってみると、もっともっと改良できる部分ってたくさんあるんだろうと思うのです。

実際に自分なりにシンプルルールを考えてみた

それでは実際に、自分だったらどんな服なら買うのか、または買わないのかの基準を、ルール決めしてみることにします。

ということで、考えてみた流れを下に書いておきますね。

自分だったらそうですねぇ…いまぱっと考えてみますが。

1 機能性である(動きやすい、乾きやすい、洗濯の回数が減らせる

2 長く着れるものを買う(安物を買わない 

3 1着買うなら、その代わり手持ちの服を2着捨てる(部屋からものが減る

4 買う頻度は月に1着まで

今ざっくりとルールを考えてみましたが、服を買う基準って決まってなかったと痛感しました。

せいぜい、3の『1着買うなら、その代わり手持ちの服を2着捨てる』というルールだけは決待ってるぐらいです。

 

※このルールは、メンタリストDaiGoの書籍、『片づけの心理法則』を読んで採用しました。

めっちゃ面白かったので、いろんなものをきれいさっぱり片付けたい方におすすめな本です。

一応リンク張っておきますね~


人生を思い通りに操る 片づけの心理法則
よし、じゃあこのルールで行こう…と思ったら、金額とか決めてないな…という弱点に気付きました。

例えばそうですね…

5 服貯金の中から買えるものだけを選ぶ。なお、服貯金は月々5000円

というルールはどうでしょう。

毎月一定額を、服のための貯金として分けておく…という考え方ですね。

 

でも待てよ、そうすると、4の買う頻度は月1着まで…というルールは別にいらないんじゃかろーか。

3のルールで買えば買うほど服が減らせるから、服であふれるどころか服がない状態が生み出せるわけだし。

 

じゃあ4のルールは無くそう。

そしたら今の所、服を買うルールはこれでいこう。

1 機能性である(動きやすい、乾きやすい、洗濯の回数が減らせる

2 長く着れるものを買う(安物を買わない 

3 1着買うなら、その代わり手持ちの服を2着捨てる(部屋からものが減る

4 服貯金の中から買えるものだけを選ぶ。なお、服貯金は月々5000円まで。

 

…ってな感じで、ルールを固めていくことが出来ますね。

さらにここからもっと具体的に考えることもできそうですが、記事内で考えながらルールを決めていくと膨大な時間がかかるので、このネタの続きはまた別な記事にしてみようと思います。

ルールを考えるのって、案外楽しいですね笑

おわりに 自分なりのシンプルルールを作っていこう

シンプルなルールであればあるほど、誰もがわかりやすく、簡単に守ることが出来ます。

その結果として、大きな効果を発揮することに繋がります。

 

物事の本質をシンプルできれば、それだけ素早く解決できますし、決断に時間を取られることも少なくなります。

 

ぜひあなたも、そんなシンプルなルールを自分の身の回りで採用してみてください。

その結果、あなたに対する色んな人からの評判も、急上昇するかもしれませんねっ^^

 

ではでは、また次の記事でお会いしましょう~


――!今回の内容に関連した記事を3つご紹介!――

■ あなたがルールを守れないのは、人間の行動心理が影響してるかもしれません
『書籍』影響力の武器を読んで人間の行動心理を学ぶ① カチッ・サーの威力がやばい件

■ 自分の中にしっかりとしたルールがないと、100年時代は生きれないかも
『書籍』LIFE SHIFTを読んで思う、100歳を超える人生の生き方とは

■ この社会はルールがあるからうまく回っているんだね
ルールが作られた背景を知り、守ることで僕たちはうまく生きていけている話

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