どうも~さびやんだよん
さてね、今日は株に投資をするすべての人に知っておいてもらいたい、ADRという言葉について書いていきますぞっ
目次
そもそもADRってなんやねん?
株の世界のことを知らない人からしたら、ADRという用語を聞いて
『は?ナニイッテンノ?』
と思われても仕方がないぐらい、これっぽっちも耳にしないのがこのADRという言葉です
そんなADRを一言でいうと、アメリカの株式市場で、アメリカ以外の国の株が上場売買している株のことをいいます
米国預託証券ともいいますね
実はこのADRを利用して日本の株もアメリカ市場に上場していたりします
例えばトヨタ自動車とか、ソニーとか、ソフトバンクとかその辺ですね~
ADRってなんであんの?
そもそも、なんでわざわざアメリカの市場で、他の国の株を買えるの?って話になってくると思うんです
そりゃーごもっともな話
でも冷静に考えてみてください
例えば、ジレットのひげ剃りの替え刃が、日本で買えたらめっちゃ便利じゃないですか
わざわざアメリカのアマゾンから買わなきゃいけないとか不便ですよね?
アメリカ人からしたら、そういう便利性を求めた結果がこのADRっていう制度なんです
何でもかんでもADRに採用はされない?
とはいえ、いくら便利とはいえしょぼい銘柄は取り扱いたくはないのですよね
だもんで、米国以外の国で発行された株式を土台として、預託銀行から発行されて上場しているんです
つまりADR関連の銘柄は、しっかりとした銘柄しか上場できていないようですね
たとえ日本の企業だったとしても、そんなにないっぽいです
ADRを使うとこんなメリットがある!
ADRの意味は分かったと
んで、そのADRを使ったらわしらにどんなメリットがあるんや?
お答えしましょう
『ADR銘柄は、その国の税率に準ずる!』
ってことです
※厳密には外国源泉徴収税率とかいうらしい
例えばアメリカの税率は10%です
てことは、配当生活をしたい僕からしたら、配当が出るたびに10%税金をアメリカ様に収めなきゃいけません
しかも、特定口座だったらそこからさらに20%程度の配当課税がかかってしまいます
まじ日本の税金制度くそやな(暴言
※外国税額控除で申請すればアメリカで課税された分はある程度戻ってくるらしい
それが、例えば配当に税金がかからない国の株を買っておいたら、配当税かかんねーじゃん!となるわけです
なんと素晴らしい
ADR株で源泉税率が0%の国はどこなんや?
ここでポイントとなってくるのが、じゃあADR銘柄で僕たちが受け取る配当にかかる税金が0%の国ってどこやねん?って話です
僕がパクってきた調べた情報によれば
■配当にかかる外国源泉徴収税率が0%の国
イギリス
オーストラリア
ブラジル
シンガポール
香港
インド
この辺らしいです
時間がある時にもっと詳しく調べてみたいところですが、とりあえずはこの程度でご勘弁を
(めんどくさいだけ
ADRを持っているだけでかかる手数料もある
配当金に税金掛かんねーぜやったぜウハウハ―って思っていたら、ちょっとしたトラップがあります
実はADR管理手数料なるものがあるのです
これがいくら…というのはそれぞれのADR銘柄によって変わるようで、なんとも言えません
なにしろ、そのADRの預託銀行、つまりDepositaryBankがいくらに設定しているかで変わってくるようです
例えば、オーストラリアの銀行であるウエストパック銀行だと、預託銀行はバンクオブニューヨークメロンです
そこにアクセスして調べてみると、ウエストパック銀行のADR管理手数料は、1株当たり0.005ドルかかります
ソースはここ⇒バンクオブニューヨークメロン
今の株価が大体20ドルぐらいで、配当が大体10%ですから、毎年約2ドルもらえます
とすると、電卓叩くと配当金に対して0.25%程度かかる感じですね
ああ、うん、くっそやすい
ADR銘柄を持つことで起きるデメリットってなんかあんの?
割といい事づくしにしか見えないADR銘柄への投資ですが、もちろん色々リスクもあります
大きく分けると次の4つ
ADRへの上場廃止
為替の変動リスク
経営環境の変化による株価の変動
高配当狙いのはずが減配
特に赤字で書いているADRへの上場廃止ってのは、無いことはないですよね
もちろん本国の株式市場には上場し続けていますが、あくまでアメリカ市場からは撤退する…ということですね
そういったリスクがあることも踏まえて、投資をしていかないといけません
おわりに
いかがでしたか?
今回書いた記事で、ちょっとはADRについて詳しくなりましたかね~
僕は長年投資の世界にいますが、実はこのADR、今の今まで知らない用語でした
ほんとお恥ずかしい限りです
しかしながら、このADRを使い倒せば、なんか面白いことができるかもしれないのです
いやむしろ、使い倒してやろうではないか、そう思うのですよ
ひとつ資産運用のネタとして、是非是非使ってみてくださいね。
それでは!