僕は北欧が好きです。
このヨーロッパかぶれが!と言われる方もいるでしょう。
ええ、わかっています、わかっていますとも。
そりゃーヨーロッパは好きですよ?
日本も好きですけど、それでもやっぱり異国を旅することに興奮を覚えますし、なんなら永久に旅人でありたい、そう思うものです。
その中でも、実はずーーっと昔から旅をしてみたい、訪れてみたいと思っているところが、この北欧です。
なんでそこまで北欧を押すの?お前はイケアかぶれか?
ええ、わかっています、わかっていますとも。
僕が好きな理由は、北欧に根付く、サステナビリティという考え方です。
北欧に根付くサステナビリティという考え方
サステナビリティを一言で表すと、持続可能性と言います。
実はこの持続可能性という考え方が、北欧には根付いています。
この持続可能性という意味について、ウィキペディアからパクってきた内容を下に載せておきますね。
参考
持続可能性(じぞくかのうせい、英: sustainability)とは、一般的には、システムやプロセスが持続できることをいうが、環境学的には、生物的なシステムがその多様性と生産性を期限なく継続できる能力のことを指し、さらに、組織原理としては、持続可能な発展を意味する。
※wikipediaより抜粋
つまり、昔からあるものを未来にも引き継いでいきましょー、っていう考え方なのかなぁって僕は解釈しました。
そんなサステナビリティが、北欧の社会に深く根付いていると言います。
その辺の詳しい内容は、こちらの記事がめっちゃ詳しく書いてありますので、気になる方は見てみてくださいな。
>【デンマーク特集#5】ヨーロッパの「みどりの首都」コペンハーゲンに学ぶ、サステナブルな都市の未来|IDEAS FOR MAGAZINE様(外部リンク
サステナビリティが抜けている今の世界
増え続ける人口に対応するべく、山を切り開き、住宅地を開発してきたのが今までの時代でした。
今でこそ日本は人口の増加が止まり、減少の一途をたどっていますが、それでも人間の欲は際限なく、さらに様々なものを破壊しています。
まぁ破壊、と言ってしまうと強いイメージが残ってしまいますが、ようは自分たちの都合で自然を利用してきたわけですね。
その結果、僕たちの生活にどのような影響が生まれたのでしょうか?
そこで環境省のサイトに面白い情報が載っていたので載せておきます。
世界の森林面積は約40.3億ヘクタールで、全陸地面積の約31%を占めています。しかし、世界の森林は減少を続けており、毎年520万ヘクタールが減少しています(2000年から2010年までの平均)。
特に、南アメリカ、アフリカなどの熱帯の森林を中心に、減少面積が大きくなっています。一方、中国やインド、ベトナムを中心とした温帯林では、森林面積が増加している国も見られ、森林面積の増加と減少には、地域的な偏りが見られます。
国別にみると、2000年から2010年までの間に森林の減少が大きかったのは、ブラジル、オーストラリア、インドネシア、ナイジェリアなどです。
このうち、オーストラリアの減少は、2000年以降の深刻な干ばつや森林火災などが原因ですが、その他の国では農地への転用や薪の過剰採取などが原因です。
一方、温帯地域の中国やインド、ベトナムなどのように、植林活動が活発なため森林面積が増加している国も見られます。
この報告によると、森林減少が近年大きな問題になっているとのことです。
そのため、これからの時代は、限りある自然を含めたものを未来に残していく、共に生きていくことがテーマになってきます。
サステナビリティな生活を送るために今僕たちにできることは何だろう
やっぱり一番初めに出来ることは、このサステナビリティの意味を腹の底に落とし込むことだと思うんです。
なんとなく、エコだよねーとか言っているレベルでは、ただのエコな自分カッコイイというだけ。
いやまぁきっかけとしてはそれでもいいと思うんです。
けれども、そのエコの先にあるものを真剣に考えてほしいんですよね。
例えばスーパーなどで使うエコバックも、日本ではほとんど普及はされていませんが、海外では当たり前のシステムです。
そのエコバックは何のためにしているのでしょう。
そう、スーパーの袋を削減することで、広く言えばCO2の削減に繋がると言われています。
(実際はエコバックを生み出すためのコストを考えると、案外怪しい話もありますけども、その話をするとややこしくなるのでいったん脇に置きます)
そもそもCO2の削減の目的は、地球温暖化の原因の一つと言われており、それが進んでしまうと、僕たちが住む地球環境に様々な影響が出てしまいます。
例えば、北極や南極の氷が解け、海の推移が上がり、低い台地が海に水没してしまう。
気温が上がることで農作物も育ちにくくなり、食糧不足に繋がるなどですね。
僕たちはいま生きている以上、これからも生き続けなければいけません。
そのためには、僕たちを取り巻く環境も、未来に続いていかなければそれが成り立ちません。
だからこそ、今何が出来るのだろうか、を真剣に考えなければならないのです。
その参考になるのが、実際に実践している北欧諸国っていうことですね。
サステナビリティな未来をつくるために
ひとりひとりが出来ることって限られているかもしれませんが、それでもやることに意味があります。
バタフライエフェクトという言葉があるように、何かの影響が、また違う何かの影響に繋がっています。
バタフライエフェクトとは
ほんの些細な現象が、後々に大きな現象につながること。気象学者のエドワード・ローレンツが1972年のアメリカ科学後進協会の講演『ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきが、テキサスで竜巻を起こすのか?』というタイトルから由来すると考えられている。
この世の中は、たった一人の行動が、のちの世界を変えてきました。
自分のサステナビリティな行動が、世界中に広がる、そういうのを夢見ても面白いのではないでしょうか。