趣味のお話

未知の国ベトナム南部の大都市ホーチミンシティへ、成田空港からLCCのベトジェットに飛び乗り、でかいバックパックを背中に背負い、アラフォーおっさんが旅立ったのであった

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どうも、さびやんです。

 

ついこの間、ベトナムへひとり、バックパッカーしてきました。

そこでその旅行記として、複数回にわたってだらだらと書いていきたいと思います。

ごゆるりとお楽しみください。




11月某日、午前3時、起床。

 

――昨晩寝たのが午後11時なので、これは果たして寝たと言えるのか?という疑問を挟みつつも、僕は布団から身体を起こしました。

 

身体は明らかに寝たいと訴えていましたが、無視するしかありません。

我ながら老体にムチ打ちとはこのことだとつくづく思います。

 

さて。

 

ベトナムへの出発の準備は前日にほぼ終わらせていたので、慌てて準備するということはありません。

シャワーを浴びて、ひげをそって、ちらっとバナナとヨーグルトを食べ、歯を磨く。

全て計画通りに事が進みます。

 

ぱぱっと残りの用意を終えて午前4時。

がっちりと鍵をかけたのを確認して、家を出ます。

 

辺りは当然まっくらな中、40リッターのバックパックを背負ったおっさんがとぼとぼと歩いています。

その光景はありていに言って、ド変態だと思います。

頼むから誰も通報してくれるなよ。

 

家を出て10秒後に、ふとガスの元栓閉めてないことを思い出しました。

 

…まぁいいだろ、たぶん。

 

僕はもう戻れないんだ。

ごめんよ他のアパートの住人達。

なんかあったらうまい事逃げてくれ。

 

だが下の階でいつもどんどん壁叩いてくる、てめーはダメだ。

 

誰もいない道を一人駅に向かっていたところ、いつも歩いている交差点の所で、前を歩く女性を見つけてしまいました。

どうやら、その女性も駅に向かうようです。

 

……頼むから通報してくれるなよ、マジで。

誰もあんたをストーキングしてるわけじゃないから。

 

そんなわけで、実質的にその女性をストーキングしつつ、駅に到着します。

 

実はその最寄りの駅から、成田空港行きのバスが出ます。

出発時刻は4:30。

まじ早すぎる…

 

だがしかし、このバスに乗らないと、フライトの時間に間に合いません。

何しろ、今回僕が乗る航空会社は、ベトナムのLCCである、ベトジェット航空という格安航空会社です。

そしてその出発時刻が、早朝の成田発、8:55なのです。

 

それに飛び込むためには、何が何でもこのバスに滑り込まなければいけません。(7時ごろ到着予定)

 

誰もいないバス停で一人、クッソ寒い中バスが来るのを待ちます。

腕時計を見る頻度も増えます。

 

そして4:30になり、バスがとうちゃ…

 

――くしません。

 

バスが来ないことに軽くパニックなってた噂もありますが、数分後になんとか来てくれました。

乗客は僕一人。

バスの運転手さんに軽く会話をし、あとは誰もいないバスの中、後部座席の方に移動してさっさと寝る体制に入ります。

 

そしてなんか順調に走行が行ったようで、到着予定時間より早く、6:40ごろに成田空港第二ターミナルに到着します。

ううん、朝焼けがまぶしい…

フライトインフォメーションボードを見ると、これから旅に向かうっていう実感が湧いてきて、テンションが上がりますねぇ。

 

てことで、これから乗るであろう格安航空券の、ベトジェット航空カウンターに向かいます。

うーん、早朝だから空いてるだろう…という予想を簡単に裏切り、ベトナムに行く人でめちゃんこ並んでいて心折れました。

空港の関係者であろうおっさんが「あんたたち何なの?プライオリティ?」と、優先カウンターにつっこんでいった中国人の団体さんに向けて、思いっきり日本語でキレてました。

日本もまだまだ捨てたもんじゃないと、僕は朝っぱらから感心したのは言うまでもありません。

しばらく並んだ後、無事搭乗手続きが完了しました。

出発時刻が、おもっくそ遅れたのは、LCCのいいところ…

 

ちな、僕の手持ちの40ℓのザックは、何事もなく機内持ち込みができました。

この手のLCCは、機内持ち込みは7キロまでで、サイズも56×36×23なんだそう。

 

詳しくは以下、ベトジェット航空のHPから転載します。

お一人様(子供を除く)が機内に持ち込むことができるお手荷物は、身の回りの品1個のほか、手荷物1個とし、また、両者の合計重量が07kgを越えないものとします。

手荷物のサイズは次のとおりに決定されます。

1/ 手荷物1個の最大サイズは56cm x 36cm x 23cmとなっております

2/身の回りの品1個は(いずれかの者を含まれます)。

  + ハンドバッグ1個又は本、新聞、カメラ、子供のフード用袋、免税品用袋等。サイズ制限は、30cm x 20cm x 10cmです。

 + コート収納袋1個。収納袋を開いた最大サイズは 114cm x 60cm x 11cmを越えないものとします。

 + PCバッグ1個。最大サイズは40cm x 30cm x 10cmです。

※ベトジェット航空より転載

後日談ですが、僕のザックの重さは、大体5.5㌔ぐらいだったことがわかりました。

この日のために、現役アウトドアショップ店員である僕の知識の全てをつぎ込んで、内容物をとにかく軽くした成果が出ましたね~

 

手早く出国手続き等を終え、お腹もすいたことですし朝食をとります。

んまかった(小並感

適当に時間を過ごし、いよいよ出発準備。

出発ゲートに向かいます。

いや~早朝なのに人割といるなぁ。

通路側GETだぜっ!

ベトジェット機内はそんなに狭くない。

まぁ広くもないですが。

 

機材に関しては僕は詳しくないので知りませんが、3席×3席の真ん中に通路があるパターンでしたね。左側はABCでAが窓、右側はDEFでFが窓ですね。

つまりこんな感じ。

 

窓 A B C 通路 D E F 窓

 

むしろわかりにくくなったかも笑

そうそう、旅慣れている方ならわかっていると思いますが、実は飛行機の席は、窓側より通路側が良いです。

何しろ窓側になってしまうと、確かに素敵な景色は見れますけど、トイレに行きたくなった時、他の人に気を遣って行きづらくなってしまいます。

 

気持ちはわかりますが、特に長距離路線は、選べるなら通路側を選んでおきましょう。

 

そんなこんなで、1時間遅れぐらいで日本を出発します!

さらば日本よ、そして待ってろベトナムホーチミン!

 

ちな、LCCだと水も食べ物も有料です。

せっかくなので、食べ物を頼んでみました。

意外とんまかった(小並感

ちょっと少なかったけど…

 

お値段はリーズナブルな500円らしく、1000円札で払ったら、なんとベトナムドンで返ってきました笑。

100,000ドンがおつりでした。

まさかここで初のベトナムドンを手に入れるとは…

 

ただ、この時点で不穏当な気配を感じてきます。

なんというか、

単位でかすぎね?

100,000ドンって?

 

そんなこんなで、機内では離陸後しばらくして空いている席に(黙って)移動。

ひとりで3席分を独占した状態で、ベトナムに向かいます。

お陰で楽ちん以外の何物でもなかったですな。

 

こういった図々しさは、日本人には足らないので、皆さんも見習いましょう笑

ずけずけ行くことがものすごーーーく大切です。

 

なお、7時間程度のフライトってことで、機内はあほみたいに暇でした。

まぁほとんど寝てましたけどね…

 

てことで、なんだかんだでベトナムに到着!

…っというほど、ベトナムに入国するのに、そうすんなりいってはいないのです。

 

何を隠そう、この旅のほぼ全般にわたって起きるトラブルの連続の序章は、入国手前から起きていたんです。

そんな、ベトナム入国寸前で起きていた、予想だにしていなかったトラブルとは…

 

続く。



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