日記みたいなコラム

『書籍』LIFE SHIFTを読んで思う、100歳を超える人生の生き方とは

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最近あなたが本を読んだのは、いつだか覚えていますか?

 

僕はといえば、毎日、少なくとも10ページは本を読むように心がけております。

実は読書をする人としない人では、将来の収入の差に大きく影響を与えるというのです。

 

これだけだとわかりにくいので、もう少し詳しくご説明しましょう。

 

日常的に読書をしている人は、本から様々な知識を学び、実生活にフィードバックすることで、より高い技術が必要な仕事を幅広くこなせるようになります。

逆に読書を全くしない、またはほぼしない人は、学ぶ機会が皆無なので、学生の頃に身に付けた技術しか取り柄が無いため、選べる仕事が限られます。

 

その結果、学び続ける人は高賃金な仕事から自由に選べ、学ばない人は低賃金な仕事の中からしか選べなくなってしまうのです。

 

 

さて、読書の大切さと、今回ご紹介する書籍「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」にはちょっと関連性があります。

 

今までは人生80年…と言われていた時代でしたが、医療技術の発達などで、僕たちはそれよりももっと長く生きる時代になることは確実です。

調査結果によれば、アラフォーの僕でさえ、100歳を超えて生きる確率が50%はあると言います。

80歳でさえあんまり想像できないのですが、それが100歳の自分を想像しようとすると、想像を遥かに超えてしまい、実感が出来ません。

 

ですが、確実に100歳を超えて生きていく時代がやってきます

 

そこで今回の記事では、100年時代の中で考えられる、僕たちが選べる選択肢とはどんなものなのか、どのように考え、行動していけばいいのかなど、この書籍「LIFE SHIFT」をたたき台として、僕なりに考えていきたいと思います。

古い時代からまったく新しい時代の生き方への変化

古い時代からみた、人生の生き方を簡単に考えたら

学校卒業→就職→定年→老後

という流れで過ごして行くのが普通なんだと思います。

もちろんあいだに、結婚やら出産やらこまごまとしたライフイベントが満載でしょうが、とりあえずはこの流れでそんなに間違いはないでしょう。

 

これをもうちょっと細かく考えてみると、次のようなタイムスケジュールになるのかなって思います。

 

~22歳(18歳) 学業

22歳(18歳)~65歳 仕事

65歳~ 老後

 

細かく書いたつもりですけど、相当ざっくりになった気もしますが気にしないでください。

 

ともかく、今までの時代はこの流れが基準でした。

 

ところが、年々お年寄りが増え、若者が減り、いわゆる高齢化社会に突っ込んできている現実があります。

 

総務省の調べでは、2018年9月15日の時点で、日本における65歳以上の高齢者は3557万人と発表しています。

 

この時、日本の全人口が1憶2642万人となっているので、全人口に対する65歳以上の高齢者の割合はざっと28%程度となります。

 

ということは、街を歩いたとき、すれ違った4人のうちの1人が65歳以上ってことになる比率です。

 

こうした現実を見ると、これからの時代はますます高齢化が進み、結果として65歳以上のいわゆる高齢者が街に溢れかえっていくことになります。

 

ですが一つ疑問が浮かびます。

寿命が延びている昨今、そもそもとしてこの「65歳以上を高齢化」というくくりにすること自体が、今を生きている若者との間に、ズレが生まれてしまうのではないでしょうか。

 

今までの現実では、65歳で会社を定年し、老後の生活を送る…となるわけですが、寿命が延びるということは、今まで通りでは社会は成り立たないんじゃないの、と思うのです。

 

これらの話は、「LIFE SHIFT」の中でも書いているのですが、寿命が延びるということは身体が元気な時期が長くなるということです。

 

すると、今までだったら65歳で定年で、老後を送る…という生き方とは全く別の、70歳だろうが80歳だろうがバリバリ働けたり、長くなった寿命までの間に様々なことが出来るようになるってことです。

 

もはや65歳以上は高齢化…というくくり自体が、何の意味もなくなってくると言ってもいいのでしょう。

僕たちはそういう時代の中にいるのです。

生きる時間が長くなる中で生まれる問題

「LIFE SHIFT」の中で説明している内容では、若ければ若いほど寿命が延びると言われています。

例えば2007年生まれの若者は、104歳まで生きる確率が50%になるといった研究結果が出ています。

つまり、2人に1人は100歳を超えるということです。

 

今までの常識では、人生80年…なんていわれてましたけど、それを20歳以上も増えたわけです。

ざっと25%以上も寿命が延びたってことですから、本来であれば喜ぶべきものでしょう。

 

ところが、長く生きれば生きるほど、様々な問題にぶち当たるとこの本は言っています。

 

例えば、寿命が延びた分だけ生きていかなければいけませんので、そのために必要なお金が増えてしまいます。

また、先にも書いた通り、65歳で定年ということで引退したとしても、その先の人生がまだ約40年近くもあるのです。

 

・老後に必要なお金が増える

・約40年もある老後の生きる目的

 

社会に出て約40年働いたものの、引退したと思ったらまた同じ分だけ時間が余っているようなもんです。

その間、いったいどんな生き方をすればいいのでしょうね?

 

僕は若者…というほど若くはないのですけれど、そう言ってもおそらく100歳までは生きてしまうと思っています笑

 

正直なところ、今の時点では全くイメージが沸きません。

ですが、長く生きることを踏まえた人生設計を、今のうちからしっかりと考えておかなければいけません。

それをこの本では強く語っていると感じます。

長くなる寿命から、どんな生き方を選択したらいいのだろう

若いうちは、将来どんな生き方をしたいかはなかなかイメージするのが難しいと思います。

とはいえ、何の準備もしないまま歳を重ねてしまうと、その後選べる人生の選択肢は非常に不利なモノばかりになってしまいます。

 

何のとりえもない人を、社会は雇おうと思いませんから。

 

また「LIFE SHIFT」の中では、今までの時代では一つのスキルのまま定年まで行けたものが、これからの時代では通用しないと書いています。

 

というのも、時代の進歩とともに、自動化が進み、中程度の能力しかない人間は必要が無くなってくるというのです。

つまり、中程度の能力が必要とされていた今までの仕事が、機械などに取って代わられるという意味ですね。

 

冒頭でもちょっと触れたのですが、その結果残るのは、高い技能を持った人=高報酬と、低い能力しかない人=低収入、だけになります。

 

ゆえに、今までの社会では一つのスキルだけで定年まで行けたものが、これからは様々な技能を持ち、そして常にアップデートしながら生きていかなければいけないというのです。

 

ということは、一度覚えればそれでおしまい…ではなく、学び続けなければいけないということです。

 

そうしなければ、低収入の仕事にしかありつけなくなり、老後の生活が一気に悲惨な状態になってしまいます。

 

ただでさえ長い老後なのにも関わらず、働きたくても定収入の仕事しかなく、かといって年金だってたかが知れています。

 

現代の若者の言葉でいえば『老後の人生詰んだ』状態ですね、冗談抜きで。

 

つまりまとめると、のんべんだらりとした人生を送ってしまうと、低収入な仕事にしかありつけなくなってしまい、人生の質を著しく落としてしまうことになります。

 

そうならないために、常に勉強をし続け、自分が保有する技能(複数必要)と、社会が求めている技能をすり合わせていくことで、高収入を確保し、安心できる生活の質をキープさせる人生を選択していくことが大切になってくる、ということです。

いったんのまとめ

本を読むことで知識を蓄えることが出来ると冒頭に書きました。

これは本を読む人と、読まない人で、時間とともに圧倒的な差となって表れてきます。

 

そのうえで、これからの100年時代においては、この差が人生の質を決めるキーワードになってくる可能性があります。

 

記事内でも書いた通り、常に新しいものを学び続ける人が、高い収入を得ることができ、かたくなに時代の変化を認めず、自分自身を変えようとしない人は、低い収入に留まってしまう可能性が高くなります。

常に自分をアップデートできない人が、高収入を得られる可能性は限りなく低くなるのは、今の自動化の流れを見ていけば、自ずと予測が立つはずです。

 

どのような生き方を選んだとしても、それはその人自身の選択の結果ですから、それを他人のせい、国のせい、または社会のせいにして、自分の責任から逃れることはできません。

 

この書籍「LIFE SHIFT」は、幸福な100年ライフを生きていきたい人に向けた、焼いたするめのように噛めば噛むほど楽しめる、読んでおくべき良書だと自信をもって言えます。

 

あなたはこれからの100年時代、どんな生き方をしたいですか?

 

「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

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