お買い物するときって、現金派ですか?クレジットカード派ですか?
最近、意識的しているつもりはなかったのですが、現金を使わなくなりましたね。
普通に生活するだけなら、クレジットカードさえあれば十分だったりします。
実際にGoogleで「クレジットカード 所持率」で調べてみると、JCBが発表している調査データでは、日本人の保有率は「85.1%」あるそうです。
平均所有枚数は3.2枚と、案外持っているもんなのですね。
ちなみに僕は6枚ぐらい持ってます。
平均より多いんですね僕は…汗
また、クレジットカード支払いでなくても、いわゆる電子マネーと呼ばれる、「スイカ」「Tポイント」「ポンタ」「WAON」などなど、色んな支払い方法があります。
それにお店の方もカード払い、ポイント払いに対応したインフラが整備されているので、ますまず現金を使わなくなってきます。
今回はそんな、「現金がいらない社会」について、自分なりにちょっと思ったことを書いてみたいなと思います。
目次
北欧旅行に行った女の子が見た現金がいらない社会
知り合いの女の子が北欧旅行に行くということで、「北欧のお金欲しい!」と強くお願いをしていました。
いえね、こう見えて実は外国のお金を集める癖がちょっとあるんですよね…
そしてしばらくたったある日、無事帰国を果たした彼女に聞いてみたんです。
僕「お帰り~ 早速だけど、北欧のお金ちょーだい!」
女子「いや実は…現金でのやり取りが全然なかったんですよ」
僕「え?マジで?コインとかもないの?」
女子「はい。コンビニとかでも全部カード払いだったんですよ~」
僕「マジすか…」
どうやら北欧はキャッシュレス社会がかなり進んでいるようで、現金を使う機会自体がほとんどなくなってしまったそうなんです。
北欧のお金がもらえると思って、帰ってくるのを首をながーーーくして待っていた僕としたら、ビール瓶で後頭部を殴られたくらいの衝撃を受けました笑
後で調べたことなのですが、どうも国として現金を排除したいっぽいんですよね。
例えばデンマーク政府は、「現金精算の義務」を一部で廃止することを決めたそうなんです。
つまり、このお店では現金は使えません、とできるようになったとのことです。
まさに国策として現金を排除する一方で、電子決済を強く推し進めているのです。
なぜデンマーク政府は現金支払いをなくそうとしているのか
そうなってくると疑問に思ってくるのが、現金支払いを失くそうとしている理由です。
詳しくはこちらのサイトにうまくまとめられているので、そちらを見たほうが早いです。
こちらの記事を参考に簡単にまとめると…
① 現金を持ってないから盗まれる心配がない
② お店やお客の決済時間の短縮
③ 小銭を持ち歩かないのでらくちん
④ 紙幣を発行する際にかかるコストの削減
⑤ お金の透明化
ふむふむなるほど、こうしてみると色んなメリットがありますね。
これらを深読みすると、全て便利にするため、ややこしい問題を回避するための施策といえますね。
この中で僕が一番気になるのは、⑤のお金の不正移動が防げる点でしょうか。
全て電子的な決済をしていれば、当然ですがそこに履歴が残ります。
これが現金だと、使途不明金が度々発生しますから、このお金は何に使ったの?というややこしい問題が回避できます。
また、不正なお金の移動が簡単に発覚できますので、いいことずくしです。
特に政治家の不正な資金移動とかは、ここを調べれば簡単に発見することができます。
そう考えると、デンマーク政府は素晴らしい英断を下したと思います。
ということは、もし不正な資金移動を問題提起している日本の政治家がいたとしたら、これを強くPRするべきですよね。
いやむしろ、政治家が自らが身の潔白を証明するべく、全ての決済を電子決済に切り替えてアピールするぐらいしてほしいところではありますがね。
…絶対やらなさそうですが。
Amazon Goという無人店がかなり近未来的な店舗
超巨大ECサイトで有名なアマゾンが、Amazon Goという無人店舗を、アメリカの一部地域にテスト出店しました。
このAmazonGoには、大きく分けて次に挙げる2つの特徴があります。
・ レジがない
・ 決済は専用アプリをインストールしたスマホ
もう現金を支払う手間が全くない、いっそカード払いすらないのが最先端ですね。
まるでSF映画か何かで使われているような技術に思えてしまいます。
これにより、欲しい商品をレジを通すことなく、即座に手に入れることができます。
コンビニよりもさらに一歩前進した、自動販売機に近い機能といえそうです。
また、レジの人件費を削減することもできるので、店舗経営者も非常に楽になるでしょうね。
お店でかかるコストの約半分が人件費といわれていますので、その部分を削れるのは経営者としては嬉しいでしょう。
もっとも、完全に無人化は今の所難しいようで、調理をする人や品出しをする人は必要そうですので、今後に期待でしょうか。
決済から品出し、調理まで、いずれは完全な無人にできそうな気もします。
さて、このAmazon Goから感じる未来図は、カードすら持ち歩かず、全てスマホで済んでしまう時代ですかね。
いやむしろ、スマホすら持ち歩かない様な革新的なサービスがこれから出来てくるかもしれませんね。
今ぱっと思いついたのは、腕時計兼電子マネーを搭載したやつとか…
って思って調べたら、ソニーがもうすでに出してるじゃないですか!すごいw
これ、腕時計のベルトにFelicaモジュールが入っているそうです。
いやーー、時代は進化していますね!これ見るとむっちゃ欲しくなってきます…
ちなみに対応している電子マネーは「楽天Edy」「iD」「QUICPay」「ANA」「ヨドバシゴールドポイント」「d POINT」だそうです。
うーん、スイカが無いのはデメリットですね。
…ちょっと話を戻して。
Amazon Goの最大限効率化を目指した仕組みは、本当によくできています。
究極の便利さといったところでしょうか。
このシステムがさらに世界中に拡大したら、いよいよ現金を見ることはできなくなるかもしれません。
スウェーデン政府がメリットと考えていることが、よりダイレクトに体感しやすい仕組みなのが、このAmazonGoといったところでしょうか。
しかし、AmazonGOのPR動画を見ましたけど、なんか商品をかっぱらっているように感じてしまうのは、僕が日本人だからでしょうかね…
商品をもった状態で目に見える支払い行為をすることなく、商品をお店の外に持ち出す絵が、非常に罪悪感を醸し出してしまいますね笑
おわりに 現金を見なくなる寂しさがあるよね
現金至上主義ではありませんが、手元に目に見えるお金という形がないとなんだか寂しく感じますね。
だって財布が膨らんでいるのがお金を持っている証拠ですし、しぼんでいたらお金を持っていないわけです。
スーツケースいっぱいに入った札束を見て、大金がそこにあるというイメージが、これからの時代はあんまり意味が無くなりそうです。
これからは、スマホで銀行の口座残高を見せて、お金持ちアピールをする流れになるのでしょうか。
それってどうなんでしょうかね…なんか別に凄そうに見えないのですが…笑
今ふと思ったんですけど、現金を使わなくなってしまったら、おじいちゃんやおばあちゃんからのこづかいとか、お年玉とかは、どうやってもらうんでしょうかね?
おこづかいだよ~って言って、袋にアマゾン商品券とか入ってたりするんでしょうか。
なんだかその絵面がシュールですな…
いやそもそも、日本のおじいちゃんとかが電子マネー使いこなしてるイメージが沸かない汗